2018年10月17日

REWITEC 導入実績

風力発電機増速機(ギヤ、歯面)の不具合発生とレヴィテックの使用経過観察2018 茨城県某所にて

1.テクニカルデータ

2.増速機の状況について

風力発電機の定期点検の際に約10年経過するファーランダーの増速機に置いて下記のような不具合が発生。

・ギヤオイルのレベルゲージから鉄粉の発生を確認。
・ギヤオイル、オイルフィルターからの鉄粉の確認。
・ファイバースコープを使用してのプラネタリギヤ(遊星ギア)、メインベアリング、歯面のダメージ、マイクロピッチングの確認。

状況から判断して歯面のダメージ、マイクロピッチングによるギヤの損傷の拡大、破損などが懸念される状況。

3.対策について

マイクロファイバースコープにギヤボックス内を確認した所、正確な増速機の不具合の原因の特定までは至りませんでしたが歯面の摩耗進行状況、マイクロピッチングの発生は確認。そこでドイツのREWITEC(レヴィテック)社のDuraGear(デュラギア)W100を使用することにより状況を観察。
DuraGear(デュラギア)W100の使用により下記の効果が期待される。

・ギヤ歯面の摩耗面の補修。摩擦面の“粗さ”を軽減。
・マイクロピッチングの補修。発生を抑制。
・風車の振動の抑制。ギヤのフリクション低減。
・ギヤの歯面の補修、保護により増速機の延命処置。

4.DuraGear(デュラギア)W100の使用方法について

W100使用方法、オイルフィルター、評価方法については担当者までお問い合わせください。各種資料ご用意しております。

5.DuraGear(デュラギア)W100使用後の歯面の状況確認と結果について。

約1か月後、再度インプリントによる歯面の状況確認の実施。
*インプリント結果の一部

鉄粉の減少

デュラギアW100投入前の表面インプリント、デュラギアW100投入後の表面のインプリントの評価に基づき、得られた知見と結果について。
歯面の粗さと表面構造は、機械部品にかかるストレスが大幅に低減されていることを意味します。
線傷とピッチングが減少し軽減、部分的に閉鎖されました。
電気抵抗が30Ωから200Ω。コーティングの存在が確認できます。
デュラギアW100使用での治療により痕跡がさらに発生するのを防ぐことが明らかになりました。 ダメージの抑制、既存の損傷の凍結が達成され、インプリントで確認。

REWITECのターゲットは、損傷を受けた歯/歯車システムの表面構造を改善することであり達成されおり、歯/歯車およびベアリングの改善された表面構造は、ギアボックスシステムの寿命を実質的に増加させることでしょう。
結果は、マンハイム大学とドイツのギーセン大学の科学的研究で確認されています。
In the following attachment you will find an analysis from the University Giessen with roughness profiles.

Surface roughness (Ra) reduction up to 6,7 %.
表面の粗さを6.7%軽減

詳細については弊社、テクニックグループ、REWITEC担当までご連絡ください。